親孝行したいときには親はなし的な。

幸いな事に、パパの方もママの方も、じいちゃんばあちゃんみんな生きてます。元気です、って言いたいところですが、ママの方のばあちゃんが病気なんです。青瑚が産まれた頃からでしょうか、少しずつですが悪くなってきているようです。

ママの方のばあちゃん、ってか母なんですが。
昔から母とは性格がよく似ていて、ぶつかる事が多くて。こんな離れた土地で暮らすことになったのも、母が嫌で転職して家を出た事が始まりだったかな。「あいつムカつくわぁ〜!」なんて思えたのは、母が元気だったから。あの頃は何をしてもらっても「親なんだから当たり前」と思って、感謝の気持ちなんて全然感じてなかったなぁ。母が作ってくれる温かくて美味しい心のこもった料理が毎日食べられる事が当たり前だと思ってた。母が作る卵焼きを食べられなくなる日がくるかもしれないなんて。ちょっと嫌いな食べ物が夕飯に出て来たくらいで腹を立ててた自分が情けない。
掃除の行き届いたお家で過ごせた事。お日様の香りのする服を着れた事。ふかふかのお布団で寝れたこと。学校に通わせてくれた事。何でもない毎日のすべてが両親のおかげだったんだと今更気づく。

母が病気になったということもあるけど、自分が子供を育てるようになって親の苦労が分かったというのもあって、今は心から「育ててくれてありがとう」と思える。
で。親孝行しなきゃと思う訳ですが。遠く離れてて何もできない。週に一回くらい顔合わせて近所に買物に行ったり、くだらない世間話しながらお茶飲むのが一番の親孝行なんじゃないかなーと今は思える。もっと近くで暮らせばよかった。私は親に頼らなくてもやってけるから、実家遠くても平気なんて思ってたけど。そうじゃなかったなー。

明日からしばらく実家に帰ります。元気な孫の顔を見せるのが親孝行になるといいんだけどな。
せっかく帰るので、たくさん会いに行きたい人がいるんですが。なかなか思い通りにならんのですよー。今回は京都に引っ越した姉の新居訪問してきますー。